一般住宅施工例
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千駄木 栄螺（さざえ）亭
- 敷地は？
- 千駄木の谷根千へ通じる夜店通りが道灌山通りへつながる一筋手前を入った所です。
江戸情緒が残る街中です。 - 施主は？
- ご夫婦ともに、先代からこの地域の医療活動に貢献されて来たご家庭で、隣駅の田端駅前で人気のクリニックを経営するドクターである。御子息も今は大病院の勤務医をされているが、ゆくゆくは育まれたこの地域に戻れば、三代続く医家の二世帯住宅となる。
- 地下鉄
- 地下3.7mに重層の千代田線のコンクリート躯体が土留め用の残置杭とともに敷地の南西角を走行している。
土圧以外に8t/m以上の重量はかけられないので、建物駆体の南西隅角部は持ち出し構造としている。 - 何をつくるか・好み
- 建築空間・色に厳しい施主の夢は、緑茶喫茶・画廊・ライブハウスでした。それらの結実が、1階のゲストルームであり、全体の形やデザインを決定した。
- どうつくるか
- 施主の好みや、体力、経済力などを参考にして施行します。材料、工法、仕上がり、効果を考え、すべての素材を何度も足を運び、実感を重視して選んだ。
- 住宅性能
- 温熱環境向上、劣化軽減対策を兼ねて省エネ基準は、次世代基準に該当する外断熱を採用し、外皮性能を上げるため、開口部は断熱サッシとペアガラスで構成している。
さらに、演奏会場にもなる1階では、対外的防音性能を上げるため、インナーサッシを入れてガラスもペアガラスを避け、厚12m/mの単体ガラスを使用している。 - 代表的仕上材
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- 屋根 : ポリスチレンフォームt=60m/m、ルーフィング22kg、ガルバリウム鋼板平葺
- 外壁① : ポリスチレンフォームt=45m/m下地（東邦レオ・エコサーム）、GWメッシュ貼り、コテ塗材仕上
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外壁② : コンクリート打込水酸化マグネシウム板t=35m/m下地、妬器質タイルt=15m/m（国代耐火工業所）
目地モルタルハミ出し貼仕上 -
開口部 : 2～4階玄関ドア:木質系耐火ドア（ガデリウス）
1階エレベーターホール・玄関ポーチドア:ロートアイアン扉（御田製作所）
アルミ断熱サッシ（三協立山アルミ）・ハニカム構造プリーツブラインド（セイキ販売） -
内装仕上 : 床材:クルミ材のムクフローリングt=15m/m
壁・天井:消臭・調湿が高性能な珪藻土しっくい、プラスモモコテ塗りを全面的に採用。
音の増巾を避け、コンクリート下地はモルタル金ゴテ押えの上、竹シート貼の上に仕上げた。 - 冷暖房 : 3～4階はエアコンを避けてヒートポンプ式輻射冷暖房エコウィン（エコファクトリー）を採用した。
ギャラリー
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